ラモス瑠偉「日本で戦争が起きたらオレは戦う。だって日本人なんだから」

ビーチサッカーW杯アジア予選で準優勝した日本代表が27日、カタール・ドーハから帰国した。
ビーチサッカー日本代表は、2005年から始まったW杯に7大会連続出場となるが、
直近の4大会はラモス瑠偉監督(55)が指揮している。
25日の決勝ではイラン代表に6-6からのPK戦(4-5)で惜敗しアジア予選3連覇は逃したが、
ラモス監督は「よくやったよ。皆さん、ほめてあげてよ。サムライだった」と満足げだ。

実は、ラモス監督と日本サッカー協会の監督契約は毎回、予選と本大会ごとに交わされる。
本大会はことし9月にフランス領タヒチで行われるが、「本大会で監督をやるかどうか分からない。
これから? お酒を飲んでパァーっと盛り上がる」という状況である。
日本協会では「ラモスさんにお願いする方向で決まっている」としているが、
ラモス監督の本当の希望は11人制の監督。
日本協会関係者も把握しており、これから本気で口説かなければならない。

日本はビーチW杯の常連国だが、ラモスジャパンの最高位は09年(ドバイ)のベスト8。
「アジアのレベルでも相当な強化をしている」(ラモス監督)というだけに、
監督続投のキーポイントは協会側のバックアップ体制といえる。

「日本で戦争が起きたらオレは戦う。だって日本人なんだから。
日本人になった期間は短いけどオレは日本人だよ」と、どこまでも熱いラモス監督。
この日も、選手団の中でただ1人だけ日の丸のついたジャージーを着て到着した。

いまどき、これほど日本代表を強烈に意識するサッカー関係者は、ほかに見当たらない。
今回のビーチW杯が終われば、いよいよラモス監督は本格的な“蹴活”に入る。
(夕刊フジ編集委員・久保武司)

http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20130129/soc1301290710000-n1.htm


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